チリで大地震が起こると数年後には必ず日本で大地震が発生するって本当? [天災]
画像提供:写真AC
チリで大地震が起きると日本でも必ず津波の可能性が懸念されます。
今回のチリ地震では北海道~沖縄で1メートル以下の津波が到達する恐れがあるとして津波注意報
が出され、15都県に避難指示・勧告が出ました。
実際に太平洋沿岸の広い範囲で高さ1メートル以下の津波を観測しています。
しかし地震そのものも連動していて、チリで巨大地震が起きた数年後には必ず日本で大地震が起き
ていると言いうのです。一体どういうことなのでしょうか?
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地震は西から東に循環して発生してる
琉球大理学部名誉教授の木村政昭氏によると、それらの地震は、太平洋を反時計回り、西から東に
循環して発生していることがわかったというのです。
今世紀に環太平洋で発生したM8以上の大地震
2000年→西側のニューギニア方面でM8の地震が発生。
翌年には東側のチリ付近でM8.2の地震が発生。
その後、2003年と2007年には西側に戻って、北海道方面で地震が発生。
2009年→西側のニュージーランドでM8.1の地震発生。
翌年には東側のチリ地震(M8.8)が発生。
その翌年には西側の東日本大震災が発生。
2013年→西側のニューギニア方面でM8.1の地震が発生。
翌年、東側のチリ沖で地震が発生。
そして2015年9月18日に、またしても東側のチリ沖で地震が発生しました。
地震の予知は可能か?
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏によると、そのメカニズムを完璧に説明することは誰にも
出来ないと言います。
しかしその規則性からみると太平洋を反時計回りに西から東に循環して発生していることは
間違いないようです。
このことから、早ければ来年にも日本のどこかで大地震が起こることが予想されます。
ではいつ、どこで巨大地震が発生するのでしょうか?
今もっとも懸念されている巨大地震は首都直下型地震と南海トラフ地震ですが
地震を100%予測し 的中させることは現状では不可能です。
日本列島は4つのプレートがぶつかりあっていて、世界的に見ても地震が多い地域です。
地震は起こらないと言われていた地域でさえ大きな地震に見舞われる昨今、もやは地震か
ら逃れることは不可能と言っても過言ではありません。
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私たちが出来る最善策は海外へ逃げることでも諦めることでもありません。
地震に備えることです。ではどんな備えが最低限必要なのでしょうか。
家屋の補強、家具類の転倒・落下・移動防止対策
「阪神・淡路大震災」での地震による直接死5500人の内、8割の4400人が家屋の倒壊による窒息
死、圧死でした。そして死因解剖の結果、窒息死、圧死で亡くなった方の9割がほぼ即死していたと
いうことが分かったのです。このことからも事前の備えで生死は決まると言えます。
家族で避難場所や避難経路を確認しておく
「東日本大震災」では死傷者や行方不明者のほとんど津波が原因だったと言われています。
自分の住んでいる地域や学校、職場の津波ハザードマップを確認し、避難場所や避難経路を事前に確認し
ておくことが大切です。
また外出中に家族が離れ離れになった場合の安否確認の方法や集合場所を決めておきましょう。
水や食料などの備蓄、ヘルメットやライトなどは生き残ってこそ使うもの。
もちろん常備しておいた方が良いですが、まずは自分の命を守ることが第一です。備蓄や貴重品を
探して危ない家屋にとどまるのではなく、少しでも早く安全な場所へ避難することを心がけておく
べきでしょう。
最後に
いつどこで巨大地震は起こるのか?に意識をフォーカスし、怯えて暮らすよりも、しっかりと地震
に備え、いざという時に冷静に行動する、それが地震大国日本に住む私たちの出来ることではない
でしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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2016年4月15,16日の深夜に震度6強の大地震が熊本で起きました。
2015年9月18日に起きた東側のチリ沖で起きた地震に関連しているかも知れません。
今回の地震でお亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、
そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
今一度、地震への備えをしっかりと行って、いざという時に慌てることのないように
対応していきたいものです。
2016-04-16 02:26
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